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換気機構・理想的な換気システム「エアスルー」

其の1・パネルヒーター其の2・硬質ウレタンフォーム其の3・Low-Eペアガラス其の4・エアスルー

換気システム・エアスルー

快適な生活空間を維持するためには、住宅における換気が重要なポイントになります。特に魔法瓶の構造の様な、高気密高断熱の住宅であれば、なおのことどう換気をするかが課題となります。理想的な換気とは「部屋の空気を入れ換える」だけでなく「住まい全体の空気を入れ換える」ことです。
その1つを解決するものとして、弊社では換気システム・エアスルーを取り扱っております。この「エアスルー」は「あたたかい空気は上昇する」という自然の摂理を応用し、基礎換気口から空気を取り入れ屋根裏まで、住まい全体に空気の流れをつくり、棟から熱気や湿気、シックハウス症候群の原因となる科学物質なども排気するといった理想的な換気システムです。

エアスルーの換気の考え方「家まるごと換気」

近年、サッシ・断熱材などの性能が良くなり高気密・高断熱化の住宅が多くなりました。その反面、冬の結露、夏の湿気・熱気、有害物質等によるシックハウス症候群などの課題も出ています。従来の「室内だけ換気」では、天井裏や床下空間などの構造部分は「熱気や湿気のこもり現象」が起こり易く、有害物質の温床となってしまいました。
そうした問題を解消するためにの一つの方法が「家まるごと換気」です。床下から棟へ空気の通り道をつくり、建物をまるごと換気することにより、建物に理想的な換気の仕組みを取り入れ、住んでいる人だけでなく住宅自体にも健康な状態をもたらすことを実現しました。

家まるごと換気のメリット

家まるごと換気のメリットは、大きく3つあります。

1.小部屋のこもり現象を解消。
家まるごと換気は、床下から棟へ空気の通り道をつくって換気するため、小部屋を換気しない一般的な換気方法だと起こりやすい、熱気や湿気が溜まる「こもり現象」を解消できます。
2.圧倒的な換気効率で健康受託を実現。
家まるごと換気ち室内だけ換気の構造から、家まるごと換気の最大の特徴は、換気効率の高さにあります。一般的な換気システムは居室にばかり目を配り、給排気口の位置が原因で、有害物質などが抜けきらない場合が多く、根本的な問題解消となっていないのが現状です。家まるごと換気は、建物全体を換気する事で、シックハウスやカビ・ダニによるアレルギー被害も防ぐので、人も建物も永く健康な状態でいられる住宅を実現します。
3.床下の冷気から利用できるから、夏は涼しい省エネルギーな住まい。
まず夜間の冷気は、日中の温度より格段に低いため、床下換気口から冷気を床下に取り入れ蓄えます。また、夏の地熱は外気より冷たい(地表で16℃~17℃くらい)ため、その地熱エネルギーも蓄えます。こういった自然現象を利用した冷気を貯め、必要に応じて室内に流します。

簡単かつ低コストで実現したエアスルー

棟カバー「針葉樹」
棟カバー「針葉樹」は日本の住いのに伝統的に用いられてきた、「うだつ」からヒントを得て開発されたものです。効率の良い排気は建物の一番高い位置で、しかも真上に排出することが理想的です。その機能を実現したものが針葉樹です。
針葉樹は、次の特徴があります。

  • 最上部の排気口から自然現象に基づき熱気や湿気、有害な化学物質も排気
  • 外気の風速が大きいほど排出量が増大する構造を持ち、さらに躯体内の排気も促進
  • 風の逆流や雨・雪・害虫などの侵入を防ぎつつこもり現象を解消
  • 万一火災が発生した場合に空気の流れを遮断する機能を搭載
  • 家の外観を損なうことなしに様々な屋根勾配の棟全体に取り付け可能

棟カバー「針葉樹」の製品詳細は、司コーポレーションのHPを参照ください。製品詳細はこちら

換気扇「涼樹」
ファンを使用する機械換気は、その騒音がダクトを通じて居室に漏れるという課題があります。換気扇「涼樹」もファンを使用していますが、静粛性で定評のあるクロスファンを採用しています。また小屋裏の最上部を設置場所とするのも静かさを保つ要素になっています。さらにダクト配管を必要としないので、居室への音の道を作る事はありません。静音構造の涼樹は、開閉機能のゲイトがあり夏は熱気や湿気を排気することにより涼しく快適に保ち、冬はゲイトを閉じて密閉し暖かい居室空間を作ります。涼樹は針葉樹との組み合わせで威力を発揮します。
涼樹は、次の特徴があります。

  • 針葉樹との組み合わせで1台あたり1時間約160m3/hの排気量を実現
  • 熱気や湿気を効率良く排出できるファンを搭載で無風の時でも排気が可能
  • ファン停止時も排気口開放時には自然換気で排気
  • 断熱性に優れた材質を使用した気密性の高い構造の開閉式のゲイトで空気の流れを調整

換気扇「涼樹」の製品詳細は、司コーポレーションのHPを参照ください。製品詳細はこちら

基礎給気口「風樹」
通常、床下換気口は常に開放されている状態です。せっかく入ってきた空気もすぐさま外へ逃げてしまいます。またその流れに小屋裏の熱気まで引っ張られ、建物内に熱気が充満するということもあります。風樹はそれらを解決するため逆止弁方式を採用しており、床下に入り込んだ空気を逃がしません。また形状を工夫することによる、床下にあった元々の冷気と外気を混合させ、上昇しやすい過ごしやすい温度にします。
風樹は、次の特徴があります。

  • 操作が簡単なバネ付き回転式ハンドルによって開閉可能
  • 形状が円形のため基礎の鉄筋を切らない施工で設置可能
  • 断熱材には断熱性・耐水性に優れたEPSを採用
  • 独自の設計の逆止弁構造で空気の流れをコントロール

基礎給気口「風樹」の製品詳細は、司コーポレーションのHPを参照ください。製品詳細はこちら

有限会社目黒工務所